カテゴリー1の摂取について
ザリフォーマーの栄養指導は「食品カテゴリーマップ」に基づいて行っています。
概要・目的
カテゴリー1には、主食となる食品が当てはまります。
それらの食品は、体脂肪に変わりにくいデンプンという糖質を多く含んでおり、身体や脳のエネルギー源として使われます。
健康維持や姿勢改善に必須の栄養素であり、体格・運動量など、目的に合わせた摂取量の調節が大切です。
摂取するタイミング
- 毎食
- トレーニング後の補食(カテゴリー2と合わせて摂ることをおすすめします)
食品例
- 米飯、穀類
- パン
- 麺類(パスタ、そば、うどん、中華麺など)
- いも類
- 栗
- とうもろこし
- かぼちゃ
- れんこん
- 大豆以外の豆類
注意点
一般的な「主食」のイメージよりも範囲が広い
「主食」と聞いて一般的にイメージされるのは、
「ごはん」
「パン」
「麺類」
ですが、
かぼちゃ、れんこん、大豆以外の豆類(空豆やグリーンピース)など、意外なものもカテゴリー1に該当します。
ダイエットとして減量の場合は少なめ、筋肉量アップの場合は多め
カテゴリー1は過剰に摂取し過ぎても、少な過ぎても問題ですが、安全な範囲で摂取量を調整することが重要です。
例えば、
カテゴリー1の摂取量を適度に抑えると血糖値がやや低くなり、代わりのエネルギー源として体脂肪が燃やされるため、ダイエット効果が期待できます。
また、
カテゴリー1の摂取量を適度に増やすと、血糖値がやや高くなり、筋肉に十分な栄養とエネルギーが送られるため、筋量の増加や筋力アップが期待できます。
摂りすぎ・欠食のリスク
「ラーメンとチャーハン」
「うどんとおにぎり」
などカテゴリー1の「合わせ食い」は過剰摂取になりやすく、肥満の原因となります。
一方、
カテゴリー1の欠食が習慣化してしまうと副腎や甲状腺の機能低下を招き、かえって代謝や体脂肪燃焼効率を低下させてしまうため、欠食も望ましくありません。
ダイエットを目的とする際もカテゴリー1の欠食はせず、少量を摂取するよう心がけてください。
主なはたらき
血糖値の維持
カテゴリー1には血糖値を維持し、低血糖による不調や食欲の増大を抑える働きがあります。
原則、毎食摂取することをおすすめします。
心の安定
カテゴリー1の摂取により、心を安定させる神経伝達物質「セロトニン」の生成を促進します。
「理由もなく不安になる」
「手が震える」
「眼がかすむ」
「冷や汗をかく」
「動悸がする」
「眠りが浅い」
などの症状を頻繁に経験する場合、カテゴリー1が不足している可能性があります。
体脂肪の燃焼
カテゴリー1は「ダイエットの敵」というイメージを持たれやすいですが、肝臓に貯蔵されている糖質(肝グリコーゲン)を満たしきらない程度(少量)の摂取量に調節することで、体脂肪燃焼が起こりやすくなります。
ただし、
過剰に摂取すると肝臓から溢れた糖質が中性脂肪へと変わるため、肥満に繋がります。
適切な摂取量を心がけてください。