栄養療法-会員専用-

摂取を控えるカテゴリーについて

摂取を控えるカテゴリーについて

ザリフォーマーの栄養指導は「食品カテゴリーマップ」に基づいて行われます。

食品カテゴリーマップについて

概要・目的

ザリフォーマーの栄養指導においては、

カテゴリー1,2,3をバランスよく摂ることで、必要な栄養素を十分摂ることができる」という考えのもと、

カテゴリー4,5,6,7は基本的に摂取しないことが望ましい食品として扱います。

カテゴリー1,2,3を食生活の中心とし、カテゴリー4,5,6,7は調味料程度の少量に抑えることで肥満や不調を予防することにつながります。

食品例

食品カテゴリーマップ

カテゴリー4:乳製品

  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • チーズ
  • その他乳製品全般

カテゴリー5:多脂性食品

  • バター
  • マーガリン
  • ナッツ、アーモンド
  • アボカド
  • マヨネーズ
  • ドレッシング
  • ベーコン
  • バラ肉

など

※肉類でも特に脂質の多い「ベーコン」「バラ肉」はカテゴリー5として取り扱うので注意が必要です。

カテゴリー6:嗜好食品

  • 清涼飲料水(ジュース、乳酸菌飲料など)
  • お菓子、アイス
  • 果物

カテゴリー7:アルコール

  • 酒類、アルコールを含む飲料

カテゴリー4(乳製品)について

乳製品は体によいイメージをもたれることも多いですが、

「乳糖」

「乳脂質」

「乳たんぱく」

を多く含むため、成人が一般的な生活を送る上では、摂取するとカロリーが過剰になりやすい食品です。

例外として、

乳幼児やアスリートなど「身体作り」のために多くの栄養を摂る必要がある場合は、摂取することで効率的な成長に繋がることがあります。

また、

乳製品を摂るとお腹を壊しやすい方は「乳糖不耐症」の可能性があり、カテゴリー4の摂取が消化吸収の妨げになることもあります。

カテゴリー5(多脂性食品)について

カテゴリー5は脂質を多く含む多脂性食品が当てはまり、高カロリーになりやすい食品です。

アボカドやナッツ類は「体によい油やビタミンが含まれる」イメージがありますが脂質であり、過剰摂取は肥満に繋がりますので摂る際は注意が必要です。

また、

消化能力が弱い方はカテゴリー5を摂るとお腹を壊す可能性があり、カテゴリー5の摂取が消化吸収の妨げになることもあります。

カテゴリー6(嗜好食品)について

カテゴリー6は果糖を含む食品があてはまります。

果糖は肝臓で脂肪に変化されやすく、摂り過ぎは肥満や脂肪肝のリスクを増加させるため気をつけた方がよい糖です。

カテゴリー6の中でも特に清涼飲料水や菓子類に果糖ぶどう糖液糖(異性果糖)多く含まれるため、これらは意識的に減らすようにしましょう。

カテゴリー7(アルコール)について

アルコールは栄養素的な価値がなく「エンプティカロリー」と呼ばれます。

カテゴリー7はアルコールを含む飲料であり、栄養素が乏しいだけではなく、肝機能を低下させて糖質と脂質の代謝をストップさせてダイエットの進行を妨げる食品です。

また

アルコール代謝に亜鉛が無駄使いされてしまうため、過剰摂取により

「肌荒れ」

「髪が傷みやすい」

「風邪をひきやすい」

など亜鉛不足症状の原因にもなります。