三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の代謝など体内で起こる化学反応を円滑にして、カラダの機能を調整してくれるのはビタミンになります。
水に溶けない4種類のビタミンである「脂溶性ビタミン」と水に溶ける2種類のビタミンである「水溶性ビタミン」分けられています。
本日は「脂溶性ビタミン」について説明していきたいと思います。
脂溶性ビタミンの種類と主な働き
ビタミンA
皮膚や粘膜などの上皮細胞の健康を保つのに欠かせないビタミンA
網膜の中にある光を受容してる「ロドプシン」の構成成分で光の見え方に大きく関わってくるのでビタミンAが不足すると夜や暗い所で目が見えにくくなる症状が起こりやすくなります。
ビタミンD
小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きがあり、骨や歯にカルシウムを吸収させるのに大きく関わっています。
ビタミンDは日光を浴びる事で体内で生成する事ができます。
ビタミンE
呼吸によって体内に取り込まれた酸素が活性化された活性酸素を除去する抗酸化作用をもっています。
ビタミンDは抗酸化ビタミンとも言われており、細胞膜の酸化による老化やコレステロールの酸化による動脈硬化などを防いでくれる役割があります。
ビタミンK
骨を丈夫にする役割がありカルシウムを骨に定着させる為に必要なオステオカルシンというタンパク質を活性化して、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐのにも役に立っています。
それぞれのビタミンの主な食品
ビタミンA
にんじん、レバー、緑黄色野菜、ウナギ、鶏卵
ビタミンD
鮭、マグロ、サバ、きのこ類などが豊富に含まれています
ビタミンE
アーモンド、かぼちゃ、植物油、豆乳などに多く含まれています
ビタミンK
納豆や緑黄色野菜に含まれています。
脂溶性ビタミンは油と共に調理をして食べる事で吸収率が高まります。
ビタミンA.D.Kは体内に蓄積されやすいので過剰摂取には注意です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。