運動療法

小脳の働きと姿勢

本日は小脳の働きと姿勢の関係についての記事になります

人の脳は「大脳」「小脳」「間脳」「脳幹(中脳、後脳、延髄)」の4つにの領域に分けられていて、その中でも小脳は神経細胞の数は690億個あり、160億個の大脳の4倍以上の脳細胞があるのです。

小脳は自分の体が今どこでどうなってるかなどの情報を経由するので、身体を動かす事や日々の生活においても大切な役割を担っています。

小脳の機能

小脳の役割は3つあります。

・体の平衡を保ち目の動きをサポートしながら頭の動きをキープする

・姿勢の維持をサポート

・動作を滑らかにしたり、丁度良い力で物を握るサポート

全ての感覚の刺激を経由している為に二つの足で立って歩く我々にとってはなくてはならないものになります。

小脳の機能テスト

小脳の機能を測定する1つのタップテストがあります。

【タップテスト】

①両手を胸の高さまで上げる

②左の手の平に右の手の平と手の甲を交互に20回叩き続ける

③反対の手も同様に行う

両手ともできていれば問題ありませんが、片手ができないもしくは両手ともできない場合は小脳が機能低下の可能性が高いことが疑われます。

小脳の機能低下の原因

座りっぱなしや身体を動かす機会が少なると、脳への情報が不足するわけですが、脳が身体や感覚などからたくさんの情報を受けとる事で、自分の身体や姿勢がどうなってるかを認知してコントロールできるようになります。

ダイエットやボディメイクをする上で激しいトレーニングではなく、まず自分自身の身体と脳機能を確認した上でトレーニングを行うと理想のボディラインに近づく事が期待できるはずです。

例えば、骨盤が前に傾いている前傾状態だともも前が張りやすくなりますが、この姿勢を改善せずにトレーニングを続けてしまうと、引き締めたいはずが逆にダボっと太く見えてしまうという事も考えられます。

そういった場合、前ももはストレッチなどで緩め、もも裏を鍛えたり、股関節の機能を高くする事で理想のボディラインに近づく事が期待できます。

小脳は身体に対してとても大切な役割を果たしているので日頃の運動量や様々な環境からの情報が非常に大切になっていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。