私たちが生活していく上でなくてはならないものに変わったスマホやパソコン。とても便利なものに変わりはありませんが、使用頻度や時間が増える事で身体に弊害を与えてしまうかもしれません。
これらを使用しているときの姿勢を想像してみましょう。多くの方はモニターを見る為に頭を前に出して、首と背骨の骨の境目が過剰に丸まる事で猫背の姿勢になっていると思います。
この姿勢が長く続く事で首回りの血行が悪くなって肩こりや首こり、下半身のむくみなどに繋がりやすくなってしまいます。
こういった猫背姿勢を横から見たときは開いたハサミのように見えることから、近年はオープンシザースシンドロームとも言われております。
本日はこのオープンシザースシンドロームが引き起こされる原因について説明していきたいと思います。
考えられる原因
このように姿勢不良を引き起こしてしまう原因としては生活習慣をはじめとした様々な要因が相まる事で、生じますが特に下記の3つの原因が考えられます。
運動不足(活動量の低下)
栄養の偏り
強いストレス
運動不足(活動量の低下)
座った姿勢が長く続いたり身体を動かす量が少なくなると、筋肉だけでなく脳の機能も低下してしまいます。
私たちの普段の姿勢は無意識で脳が作っています。しかし、身体を動かす場面が少ないと適切に脳が使われずに自分の身体の適切な位置を把握できないことで姿勢を保持するのが困難になってしまうのです。
その結果、頭や骨盤を前に出してバランスを取る姿勢が完成してしまいます。
栄養の偏り
「炭水化物と脂質たっぷりの食事を摂取して野菜は摂取しない」
「外食で丼を食べる事が多い」
こういった栄養の偏りも身体が炎症を起こす原因の一つになってしまいます。
炎症を起こすと消化吸収が行われずに腸内環境が乱れて、下痢や便秘、身体がだるくなるといった不調につながる事で結果的に姿勢も乱れやすい状況が生まれてしまうのです。
強いストレス
ストレスには様々な種類があります。
仕事の環境、人間関係、経済面の悩みなどが代表例ですが、継続的にストレスを抱えてしまうとストレスに対抗するためのコルチゾールというホルモンが出しっぱなしの状態になります。
このホルモンは本来朝に近づくにつれて出す量が増えることでスッキリ起きられるわけですが、継続的なストレスを抱えているとホルモンが出されない事で朝起きられないなどの問題につながる事が考えられます。
また、ストレス状態が続いた身体はどんな姿勢になるのか。
それはボクシングで言うファイティングポーズのような姿勢になる事で頭部が前に出て首と背骨の境目は過剰に丸まりやすくなるのです。
そして、こういった姿勢は肋骨や背骨の位置が本来あるべき位置よりずれる事で、呼吸がしづらい、肩凝り・首凝り・腰痛などにも繋がってしまいます。
現在猫背で悩まれている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。