刺激統制法
刺激統制法とは
「望ましくない習慣・行動が生じやすい場面やきっかけ」を調べて、そのきっかけを操作することで行動をコントロールする方法です。
たとえば、
「家に帰ったらお菓子を食べてしまう」という習慣には
「お菓子が目に入る場所に置いてある」
「パソコンを見ながらお菓子を食べる(ながら食い)」
など、行動の引き金となる「刺激」が存在します。
そのような場合は、
「お菓子を棚の奥にしまう」
「お菓子を食べる場所はリビングのテーブルに限定する」
などのルールを決めて、「継続的にお菓子を食べる」ことに繋がる刺激を排除します。
また、
仕事帰りにコンビニに寄ってお菓子を買ってしまうのであれば「コンビニを通らない帰り道を選択する」ことも刺激統制法の例として挙げられます。
効果的な活用のために
刺激統制法では、生活の中にある様々な刺激をコントロールすることで、欲求の発生を未然に防ぐことができます。
自宅と職場の環境作りは特に重要となるため、望ましくない習慣・行動の発生のきっかけとなる刺激を見つけ出し、「その刺激を排除する方法」を考えて見てください。
具体的な活用例
たとえば、
「アルコールを制限する」を目標にした場合、刺激統制法を用いると
「飲酒はリビングのテーブルでのみで行う」
といったことが考えられますが、他にも
「お酒を家に持ち込まない」
または、飲酒のきっかけ(例えばお風呂上りの一杯)を避けるために
「お風呂に入る前に、水をすぐ飲める状態にしてリビングに置いておく」
などが考えられます。